毛色遺伝子って何？三毛猫の毛色遺伝子を発見して何が分かったの？難しい内容をやさしくまとめてみた。

三毛猫の毛色遺伝子とは？なぜメスが多くてオスが少ないのか理由が解明！難しい内容をやさしくまとめてみた。

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2025.05.172025.05.31

皆さん、猫はお好きですか？
筆者は大好きです。特に三毛猫が大好きです。
我が家にも「なっちゃん」という三毛猫がおりましたが、残念ながら数年前に亡くなってしまいました。

冒頭から悲しい話になってしまいましたが、
九州大学の猫好き研究チームが三毛猫の毛色遺伝子を発見したとのことです。
毛色遺伝子って何？何が分かったの？　調べてみました。

難しい話でしたので、どうにかかみ砕きつつ、筆者自身も理解しながらまとめていきたいと思います😊

毛色遺伝子ってそもそも何？

毛色遺伝子とはその名の通り、毛色を決める遺伝子のこと。

猫好きならご存じの方も多いと思いますが、三毛猫ってほとんどが女の子なんですよね。
じゃあ何で女の子が多いのか？　その理由はご存じですか？

多くの哺乳類の性別を決定する性染色体として
オスはXとYを1本(XY)ずつ、メスはXを2本(XX)持っていることで、
性別が決まるのだそうです。

猫の毛色でオレンジ・黒の毛色を決める「オレンジ遺伝子」というものがX染色体上にある、ということは、なんと120年以上前から知られていたそうです。

そしてオスの持っている(Y)染色体の方は、ほとんど毛色の決定に関与しないのだそう。

今から120年前というと1905年（明治38年）で日露戦争の準備中だったとか！
そんな昔から遺伝子の研究がされていたとは驚きです！

そして上述の通り、メス猫が2本持っているXXの染色体のうち、1本が不活性化され、残り1本だけが働いていることで三毛猫になるというところまでは、約60年前に解明されていたそうですが、
具体的な遺伝子までは特定されていなかったとのこと。

三毛猫が女の子ばかりという理由はそういうことだったのですね。
三毛猫の男の子の場合は、そもそも性染色体(XY)のXが1本多い異常があり、(XXY)という3本になっているのだそうです。
だから非常に珍しいのですね。

ここまでは分かりましたでしょうか？
難しい話ですね。というか筆者も分からないため、引き続き分かりやすくかみ砕いて行きたいと思います！

今回、三毛猫の毛色遺伝子を発見された犬猫好きの佐々木裕之特別主幹教授(九州大学)らが発見したのは、性染色体(X)にある「ARHGAP36」という遺伝子です。

何と読むのでしょうか…調べてみましたが結局分かりませんでした😅

この「ARHGAP36」というのが、毛色遺伝子のオレンジ色を決める正体だったということを発見したそうなのです。

そしてオレンジ色の毛を持つ猫の「ARHGAP36」の遺伝子の中に欠失（遺伝子のDNAの一部が欠けている）があり、この欠失の有無がオレンジ色の毛の有無と完全に一致していたそうです。

つまり、この遺伝子の欠失によって黒色となるはずの遺伝子が抑えられてオレンジ色に切り替えられていたということなのだそうです。

白色の毛というのは常染色体というもので、毛色を決めるX染色体とは別物なのだそうです。
そして、X染色体1つにつき1色が決められるそうなのですね。

だから、
常染色体：白
X染色体：黒
X染色体：オレンジ（黒となるべき遺伝子の欠失）
で3色の三毛猫ちゃんが完成というわけです。

いかがでしたでしょうか？
難しい単語が出てきた時点で思考停止してしまいそうでしたが、筆者がまとめたみたところ、とても単純にまとめてみると、上述の通りになるかと思います。
（素人がまとめたため、もし誤りがございましたらご指摘ください）

毛色を決める遺伝子のうちにそれぞれ何色を出すか？が決められていて、それぞれの遺伝子がどう働くかによって猫ちゃんの毛色が決まっていたとは、とても面白い研究結果でしたね！

おうちに猫ちゃんのいる方は、その猫ちゃんの毛色それぞれに秘められた遺伝子の神秘と奇跡に思いを馳せてみてくださいね✨

もっと深堀して知りたい！という方は、以下の参考URLから調べてみると面白いかもしれませんね。
筆者ももう少しだけ脳みそを休めてから、三毛猫の毛色についてもっと学びたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました🌹